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シニアにこそ必要な豊かさとは何か

 少し哲学的な観点のようなタイトルになってしまいました。

それほど、高尚なうんちくをここで語ろうということではありません。





私達シニアが生きてきた時代

混沌とする時代にシニア世代に突入した私達は、戦後の目まぐるしい発展と共に成長してきました。日本が豊かになっていく過程と共に成長してきた世代です。

そして、あの頃から、すでに40年以上もたってしまいましたが、日本の陰り、じわじわ聞こえ始めた崩れる音、バブル崩壊による奈落。奈落へ落ちていく日本も経験してきました。


私は、自分の子に「お母さんの時代はよかった」とよく言われました。確かに、今の時代と比べたら、数段良かったところも多々あるように思います。

しかし、それは切り取り方ひとつなのでは?ともいえるでしょう。

今の方が、チャンスがたくさんあるし、自分の個性を思い切り出して生きられる時代でもあると感じます。


バブル期はよく遊び、よく労働していました。

それ以前の時代は、決して便利な時代というわけでもなく、さまざまな社会問題もありました。労働条件も、今のように、声を上げれば改善が求められるような環境でもなかったでしょう。


「いったい、何が豊かで、何が幸せなのか」

そう自問自答していた時期もあります。

私達は、それほど生活や物資が今より豊富じゃなかった時代も、物やお金が溢れた時代も、どちらも経験しています。

そして、「今の、この」切り取り方によっては、とてもおかしな時代も経験しています。

さらに、これから、また、

新たな奈落の時代に突入するのではないかという不安も一部では吹き出しはじめています。逆に、これからはよくなるという一部の声もあります。

両極端なのです。


振り返れば、目まぐるしいほどの社会の変遷と共に生きてきました。

いったい「人生の豊かさ」とは何を指し、

何を求められれば「豊か」といえるのでしょうか。


「生活の豊かさ」と「人生の豊かさ」


結局のところ、人々が葛藤する時、皆、「生活の豊かさ」より「人生の豊かさ」を求めて、自問自答しているのではないだろうかと感じます。


シニア世代になったからこそ、もう「人生の豊かさ」を感じる暮らしをしていきたいと思うのです。


もちろん、お金はないよりあったほうがいいに決まっています。





しかし、今、この世代になって、お金だけを追ってどこに持って行くのでしょうか。

返済のために、お金が必要。ローンの支払いが大変。家のローンが残っている。家族が病気、自分が病気でお金がかかる。体が思うように動けなったら?認知症になったら?老人ホーム代は?治療代は?___

そうですね。

人それぞれ、暮らしの事情や環境によって、色々と頭悩ますのは、お金が絶対的に必要な理由になります。ままならない問題ではありますが、それはそれとして受け止めて粛々とやりくりして、知恵を働かせて生き抜くしかありません。特別な例はもちろんありますが、大概の場合、お金と幸せは、比較対象ではないと私は考えています。


やはり、そんな生活でも、

「心豊かな時間の積み重ねができる思考」を持って、

生きることはできると考えています。


人生は短い。

ビックリするほど短い。


私が24歳の頃、喫茶店経営していた年上の38歳の知人女性の言葉。


「まだ20歳だから、そう思わないかもしれないけど、25過ぎたらあっという間に30よ。本当にびっくりするほど、あっという間に40になるわよ。ピンとこないだろうけど、ほんとなんだから!坂道を転げ落ちるように、あっという間よ」


当時は、まだ38歳の女性が、何をいってるんだろう?

と、大げさに思ったことがありました。


しかし、あの女性が言った言葉は本当だったと、今、思っています。

そして、彼女は今、認知症もあり手足もおぼつかなくなり80代ですが介護老人ホームに入居しています。ファッションモデルのような美しくスタイルが良い、おしゃれで華がある女性でした。


時間は、どんどん進んでいきます。

だからこそ、心豊かに過ごす時を積み重ねていきたいものです。




のんきなことを言ってるように聞こえるかもしれません。

しかし、私自身もローンと持病を抱えているために、思うようにならない暮らしぶりですから、様々なチャレンジも旅行も、ちょっとした気晴らしで外食やお芝居でも見に行こうかというような外出もできません。そしてシングルマザーですから、生活も楽ではありません。

それでも、そう思うのです。


人生は短い。

60代になったら、第三幕の始まりだろうと思います。

せっかく生まれた人生だもの、あまりネガティブにならず、

過去を後悔したり、くよくよしたりせず、「今」を大切に

「過去」に感謝して、心豊かな時間を積み重ねていきたいと考えています。




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